
遅ればせながらスクイズ最終話を見た。正直な感想としてはしんどい…俺は一体なにを見たんだ…というか製作者はなにを伝えたかったんだ。どんなものでもものづくりって少なからず受けて側へのメッセージが含まれてると思うけど、スクイズにはなにが含まれていたんだ。見終わったあとはただ大きな虚脱感しかなかった…。そしてしばらく考えた、そして結論を出した。これは12話かけた『欲望シミュレーション』なんじゃないだろうか?振り返ってみるとスクイズの世界には親や教師、警察などの現実にある社会的規範の象徴がほとんど登場しない、あくまでメインは子供たちばかり。いわゆるセカイ系の世界観。でも社会的規範の登場しないセカイ系のアニメなら涼宮ハルヒの憂鬱等いくらでもある。ならスクイズはなぜこんなバッドエンドを迎えるのか…それは間違った選択をし続けるという『欲望シミュレーション』だからなんじゃないかと思う。誠にしても世界にしても、そして11話までは良識を持って行動していた言葉も最後にはあんな行動に出てしまった…枷になるものが存在せず自身の思うままに振舞う結果。全部間違った選択肢を選んでしまった結果。それがアニメ版スクイズの意味…。でもそこから来るのはこのアニメのインパクトには程遠い「マジメに生きろよ」というだけのメッセージ、あまりに差がありすぎる…
となるとこのアニメはインパクトと話題性を狙っただけなのか?それもまたアニメの可能性の一つかもしれないけど…毎週どんな展開を見せるか期待してたり、面白かったのも確かにあるし…。どう評価していいのかわからないのは内包する薄いメッセージと、あまりに大きい見た目のインパクトどちらを評価すればいいのかわからないからかも。
とにかくスクイズは終わった…ただ怖いのはこれからアニメ化するエ○ゲだ…スクイズの二匹目のドジョウを狙って同じようなアニメが濫造されたら…ガクガク(((( ;゚Д゚)))ブルブルまあアニメ好きだから絶対見ると思うんだけどorz 他のブログさんはどう見たんだろうなぁ。
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